山櫻プロジェクト会 活動概要
里山の原風景を彩るサクラ
春になればその美しい花色と味わい深い立ち姿で、私たちの目と心を楽しませてくれます。
その中でも、とりわけ私たち日本人と馴染みの深いヤマザクラが、ここ那賀町木頭においても近年減少傾向にあり、その存続を危惧されつつあります。
私たちはこのヤマザクラを『山櫻』と称し、町内産山櫻の実生から育成した苗木を地域の林地等に植樹する事で、その保全(生物多様性への配慮)と、Co2の吸収・固定(低炭素化社会の推進)を同時に図りながら、地域に山櫻の名所を誕生させていく活動を行っています。
また、植樹活動等を架けはしとして、地域の様々なコミュティと共同活動を展開し、那賀町木頭地域の振興に向けた地域ネットワークの醸成に寄与する事を目指しております。
山櫻プロジェクト会の取り組み
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日本古来の伝統花「山櫻」の保全(生物多様性への配慮)
植樹に使用する苗木は、域内産の山櫻の挿木および実生から育成したものを使用します。 |
植樹によるCo2の吸収・固定(低炭素化社会の推進)
植樹は、那賀町木頭地域を中心に行い、プロジェクトに賛同して頂ける場所に無償で苗木を提供し植樹を行います。 (状況により苗木代金を頂く場合がございます) また、植樹における苗木の提供数は、在庫数や植樹場所等を考慮し、可能な範囲で適切な数を山櫻プロジェクト会が判断し、実施致します。 |
山櫻名所づくり(地域新観光地の創生)
イノクボ山櫻公園(仮) 那賀町木頭の林道トゴエ久多利線(通称イノクボ)において、2015年より山櫻の植樹を行い、山櫻の観光名所の創生に取り組んでおります。 長期に渡る壮大な計画ですが、生物多様性とふるさとの振興に少しでも貢献できるよう、先人と私達、そして子孫へと意志を繋ぎ完成させたいと思います。 |
山櫻が繋ぐ〝架けはしプロジェクト"
長寿(米寿)の祝いを迎えられた地域の方々に、山櫻の未利用材で制作した『お箸』と、拝宮和紙に山櫻を刷り込ませた『箸袋』を記念品として進呈させて頂いております。 |